ガンキャノン製作記
この記事を書き始めた頃には始まってなかったPS4ボーダーブレイクのサービスが開始されるぐらいダラダラ書いてました。ごめんなさい。
ガンキャノン製作記、やっと更新です。相変わらず書くのが遅い。
本当は制作過程を事細かに書いてガンプラを知らない人にも楽しさが伝わればいいなと考えていましたが諸事情により汚しについてのみの記事となります。
そもそも汚しとは?
では汚しとはなんなのか?それはプラモデル制作でウェザリングと呼ばれる表現技法で汚れたように色を付けることでリアリティを出すというものです。私はこれがめちゃくちゃ好きです。マジで楽しいよ。今回は私がやっているお手軽ウェザリングの紹介です。
使う道具
ウェザリングをするにはやはり道具が必要です。まずはそれの紹介から。
1. ニッパー
2. デザインナイフ
3. ガンダムマーカー(シルバー)
4. リアルタッチマーカーセット1
5. スミ入れペン(ブラック)
6. ウェザリングマスターBセット
7. つや消しスプレー
写真にはありませんが線香も使います。それでは工程と道具について順に説明しましょう
工程その1 下地作り
まずは下地作りからです。使うのはつや消しスプレー。
こいつはその名の通りパーツのツヤを消してくれます。ツヤを消すことでプラスチック感が薄れそれだけでも見栄えが良くなります。ウェザリングをしない場合もオススメですよ。
缶スプレーを使う時は換気の出来るひらけた場所でやりましょう。
缶スプレーの塗料は思っている以上に霧散します。狭い室内で使うと家具にかかりかねません。また、少なからず塗料には有害な溶剤が含まれているので閉め切ったところで使うとヤバいです。
一番いい解決策は市販の塗装ブースを買うことです。
塗装ブースには換気扇のようなものが付いていて塗料や溶剤の粒子を吸い込み外に排出してくれます。これがひとつあれば室内塗装も出来るようになるので手軽に塗装ができるようになります。
タミヤ エアーブラシシステム No.34 スプレーワーク ペインティングブースII ツインファン 74534
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- 発売日: 2008/11/25
- メディア: おもちゃ&ホビー
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
ただ、私はこれを使っておりません。ではどうしているのか?
私はダンボールに新聞紙を敷き詰めた簡易自作塗装ブースを使いベランダで塗装しています。市販の塗装ブースと違い、吸い込んではくれませんがある程度は受け止めてくれます。吸い込んでくれないので外でやりましょう。加えて周囲を新聞紙で養生して霧散しても大丈夫な状況でやっています。使ったあとも養生した新聞紙を丸めて詰めれば次の時に使えるのでなかなか便利ですよ。
それではスプレーしていきましょう!!
まずは缶を振りましょう。カラカラ音がします。これは中の成分が撹拌されている証拠です。たくさん振ってしっかり撹拌しましょう。
缶スプレーでする場合にいきなり直噴射してはいけません。出始めとで終わりは粒子が荒かったりするので良くないらしいです。ですので、出始め、出終わりの中間部分が当たるように扇形に吹くようしましょう。遅すぎない速度で薄塗りを何度も重ねるように吹くのです。1度で厚塗りしようとすると失敗してしまいます。
つや消し前
出来ました!!しっかりツヤが消えてます。これで下地作りは完了です!
リアルタッチマーカーで陰影を
続いてリアルタッチマーカーを使い、陰影や年季を感じる汚れを表現していきます。こちらはウォッシングと呼ばれる表現をリアルタッチマーカーで擬似的に表現するものです。本来はウォッシング用の塗料を使います。私は持ってない。
>こちらガンキャノンの左足です。こちらにやってみます。
リアルタッチマーカーには様々な色があるのでパーツにあった色を選択しましょう。今回は赤なのでリアルタッチマーカーレッドをチョイス。
このようベタっと塗ります。適当にベタっと。そしてこれをティッシュや綿棒で拭き取る。それだけです。
注意点は拭き取る向きです。重力のかかる方向に拭き取りましょう。今回は足なので上から下ですね。
うん、違いがよくわからん!!
紛れもなく1枚目と違う写真なのですが分かりにくいですね
ということで別の写真です。写真右側にのみリアルタッチマーカーを付けてます。結局分かりにくい。
…………うん、これに関してはまた別のを作った時に書こうかな。あまりにも分かりにくすぎる。成型色が白とかだとわかりやすいんですけどね。
チッピング
次はチッピングです。チッピングは装甲のハゲの表現です。装甲のエッジの部分はぶつかったり擦れたりで装甲の表面がハゲて下地の金属が見えたりしそうじゃありませんか?それを付けるのです。
使うものはスミ入れペンとガンダムマーカー(シルバー)。これだけで出来ます。
やり方は簡単、エッジにマーカーとペンをチョンチョンするだけ。
まずは実際にチッピングしたものをご覧下さい。
角の部分にチョンチョンとスミ入れペンの黒を乗せ、よりハゲてそうなところにはその上からシルバーを乗せる。これだけなんです。
注意点は点を乗せていくようにすること。チョンチョンするのではなくペンをエッジに沿って滑らせてしまうと「線」に見えてしまい、いかにも「書いてんなーこれ」って感じの見栄えになってしまいます。あとは不自然になりすぎないようにやり過ぎないことです。バランスを見ながらいい感じやりましょう。
ダメージ表現
モビルスーツは兵器です。宇宙空間や地上、あらゆる所で的と戦います。戦えば当然傷付くでしょう。その傷を再現していきましょう!
斬られた傷
ヒートホークやビームナギナタ、ビームサーベルにヒートサーベル。モビルスーツには基本的に近接武装があります。それで斬りつけられたら丈夫な装甲でも跡が残るでしょう。それを表現します。
まずはどこに付けるかを決めます。決めたらマーカー等でマーキングして場所を確定。そしてそのマーキングの上から傷をつけていきましょう。
傷の付け方ですがホットナイフというものがあると便利らしいです。しかし私は持っていないのでデザインナイフを使います。刃を斜めに入れてV字の様な溝を作るイメージです。一度に付けようとせず何度もナイフを往復させて少しずつ付けましょう。この時、ナイフの刃は綺麗なものを使いましょう。錆びてると切れ味が悪いので作業効率が落ちる上に怪我しかねません。
予定していた大きさの傷が出来たらその上からシルバーのマーカー、リアルタッチのグレーを乗せて完成です!
デカールなどの上につける場合はデカールごと思い切ってやっちゃいましょう。
線香はとても便利
続いて線香使ってダメージ表現をつけます。
モビルスーツには実弾兵器もあります。ザクマシンガン等ですね。このような実弾兵器が当たった場合、装甲はどうなるでしょうか?私の勝手な想像ですがビーム兵器のように大きな穴ではなく小さな穴や凹みが出来るのではないかと思います。少なくとも私はそう思っているので線香を使い小さな弾痕を付けるようにしてます。
やり方は簡単。線香に火をつけて当てるだけです。
貫通させるのかどうなのか、自分の思う深さで当てましょう。
当てて穴ができたら先程同様シルバーとリアルタッチグレーを乗せます。
線香を使う場合、火の始末はしっかりしましょう。
伝家の宝刀ウェザリングマスター
いよいよウェザリングマスターの出番です。
なぜ伝家の宝刀と呼ぶのか…それはウェザリングマスターを使うと手軽にリアルな汚れを付けれるからです。あと純粋に私がウェザリングマスターが好きだから。
使い方
これでウェザリングマスターの粉を取って付ける。それだけです。
大事なのはどこにどの色を乗せるか。例えばバーニアの噴射でその下の装甲にはススが着いてそうだなとか破損してる場所から錆びそうだなとかを考えるとよりリアルにできます。
さて、ここまでの諸々の加工をして完成したものがこちらになります!!
MGガンキャノン(私流ウェザリング仕様)!!
なかなか満足の出来栄え
後半だいぶ駆け足な上に写真が少ないため分かりにく記事になってしまいました。あと長い。長くなったので汚しについてしか書かなかった諸事情は次の記事で書きます。
これからはちゃんとまともに更新出来るように頑張ります。次の記事も読んでもらえると嬉しいです。